11.17.2011

Party is...

パーティーとは何でしょうか?
先日自分とは少なからず縁のある、福岡の某CLUBが営業を停止に追い込まれたとの情報を耳にし、色々と考えさせられる。
しかしながら主観ではあるけど大阪や福岡、営業停止に追い込まれているハコは大抵評判が良い場所であったりする。
少なくともその場所はとても良い場所であるとの噂、そこで働くスタッフの方はとても良い方々だ。
CLUB営業というのは、どうやら風営法を取得して営業すると深夜営業ができない、かといって、その為に飲食店としての許可を取得して営業すると客をダンスさせるのが違法となるらしい。
お客さんを踊らせるのが違法。
勉強不足で相違があるかもしれないが現段階でこの様に認識している。なんとか法律と照らし合わせて堂々と出来ないものだろうか・・・


さて、表題にもあげた"Party is...?"なのだが、自分はCLUBという文化に触れてから、まだ十数年しか経過していないが、活動を開始した、この文化に触れた当初から「パーティーとは何だろう?」「自分はどんな"空間"、"時間"、を造りたいのだろう?」
って事を常に、ずっと考えてきた。

「単純に、DJが上質な音楽を掛けて、酒、会話があって盛り上がれば良い。」

って訳でもないと自分は思ってきた。

"楽しければそれで良い。"

確かにそうなのだが、その楽しいにも人それぞれの感じ方は在ったり、人それぞれの人生があり、感覚があり、その日の感情の動きなど色々な要素を持った、そんな様々な人たちが集まる。

だからそこには"楽しい"へ導く理由、というか努力が必要。

それは例えばDJだったらより自分の音楽性や感性を磨き、表現、プレイスタイルを突き詰めるとか、より良い音質で届ける等など・・・
箱の人間ならばサウンドシステム、ライティングに一切の妥協無く常により良くしていき、勿論ですがより良いドリンク、フードを提供する等など・・・

これらの事は「コレで充分、今で充分」なんてことは絶対にあり得ないと常々思っている。
勿論最初から高いクオリティの物を提供するのは難しい。
それはそこに関わる人間の意識のレベルだったり、箱の予算の都合等で上限はある・・・

しかしながら、その中でその日の一晩をその時点での100%に近づける努力を、その日ソコに関わるヒトが皆で、する事が大事だと思っている。
それが"イツカのあの日"よりも何らかの理由で下がってしまっていても、その一晩を大切にし、努力する事が何よりも大事だと信じている。

ソコ迄やって、「まだ足りないけど現時点で充分」だと、納得した上でその日のパーティーが開催されて初めて"楽しければよい。"と思える。あくまで主観ではあるが。

その為に日々の努力や勉強は欠かせないと思うし、限られた時間でどう過ごすのか、また怠慢にならない様に常々注意し考えている。

幸い自分の身近な人間はほぼこういう人間がいる。
それはプレイヤーに限ってだが・・・・


パーティー。

ヒトそれぞれが違うものだから、それぞれが信じるパーティーを真剣に造っていけばよいと思う。
音質も試行錯誤していけば良い。
一個人としてのプレイスタイルも試行錯誤。
どんなパーティを目指すかは人それぞれだし、どんな形にするかも、その日に関わる人間達の考え方次第だ。

このクラブという文化は、ディスコの延長から発生してきたと思うが、その転換期や最盛期とは随分違っている要素があるように思う。
しかし、まだまだ青二才で知らない事や分からない事だらけの自分ではあるが、"クラブの存在意義"においては今も昔も変わらず絶対に在ると思うし、信じている。。。

なんて事を思った今日この頃・・・


私は、この文化に触れてから人生が変わる程影響は受けているし、何度も救われた。
良き友、良い経験(嫌な思い、経験も随分したがそれも含め)、も沢山得た。

この先、このカルチャーがどういう道を辿っていくのかは解りかねるが、自分は自分の信じる道を、間違う事も多々あるとは思うがその度に修正し、自分なりのペースで、ただ愚直に歩いていくのみであると、再確認するのである。

*McFadden & Whitehead - Ain't No Stopping Us Now


*Chante Moore - This Time



I still have a dream!!!